麦わら冒険隊〜エピソード2 ヤっちゃってゴメン〜

第一章 新たなる冒険へ

「・・・ここか」 古めかしい城の前に立ち、グレッグがつぶやいた。

今回俺達麦わら冒険隊に来た依頼は「古城の大掃除」だ。

何でもどこかの金持ちが道楽で城を買ったらしいんだが、いざ住もうとして行ってみたら先客が居たらしい。 それもどちらかといえば俺達冒険者向けの、まぁ平たく言えば怪物の住処になってたってことだ。

ほうほうの体で逃げ帰ったその金持ちがギルドを通して依頼してきたってワケだ。

「いかにも、ってかんじだよね〜」 パセックが身震いしながら言う。

「・・・そうだな」 リディアも言葉少なに同意する。

「・・・・」 そしてもう一人 ── 今回俺達の冒険に加わる戦士 ── ミュランはたくましい体を革鎧に包み、 無言で城を見上げていた。

「こうしていても始まらん。行くぞ」 やがてグレッグが意を決したように皆を促すと、唯一の入り口である大扉まで歩いていった。

──── 俺達の上空では歓迎のつもりか、カラスの群れが不気味に鳴いて5人の来訪者を出迎えていた────。


DM:じゃあセッションを始めよう。例によってギルドに呼ばれて君達が赴くと、そこに上品な身なりの紳士が立っている。君達に気がつくと、声を掛けてくるね。「貴方がたが麦わら冒険隊でございますか?」物腰はとても丁寧だね。
グレッグ:ではこちらも丁寧に応対しよう。「そうですが、貴方は?」
DM:「申し遅れました。私はクリフトン・コールドウェル様にお仕えする執事でオルスというものです」クリフトン・コールドウェルというのはこの街を拠点に活躍する大商人だね。君達も名前くらいは聞いたことがある。
パセック:「そのひとならしってるよ〜」
リディア:「で、どのようなご用件でしょう?」
DM:「はい。実は、先日御主人様がとある古城をお買い求めになられたのですが・・・」
グレッグ:「古城、ですか」
DM:「はい。ですが、先日入居の前に下見に行かれたところ、大変なことになっておりまして・・・」
ヤーシュ:「怪物どもであふれかえっていた、とか?」
DM:「よくお分かりで。その通りでございます」
リディア:でもなければ大商人の執事が冒険者ギルドなんかに用はないですからな。
グレッグ:「で、我々に城の怪物どもを追い出し、もしくは殲滅せよ、と?」
パセック:(ぼそっと)「それって"じあげ"っていうんでしょ?」(笑)
DM:「はい。報酬はお一人に付き100gpでいかがでしょう?」
ヤーシュ:「城の中にお宝があった場合はどうなるんだい?」
DM:「手前どもといたしましては怪物が問題でして。財宝に関してはそちらでお好きなようにしていただいて構いません」
ヤーシュ:「さすが大商人、太っ腹だねぇ」
リディア:「しかし城一つに巣食うモンスター全部を殲滅となると、我々だけでは力不足か・・・」
DM:そのリディアのセリフを聞いてギルドの親父が話し掛けてくるね。「そう言うだろうと思って助っ人を用意しておいたぞ」と言って、一人の男を紹介してくれる。筋肉質で頑丈そうな体つき、剣、盾、あと革鎧で武装しているね。
グレッグ:戦士か・・・。
DM(ミュラン):「・・・ミュランだ。よろしく頼む」そう言って君達と同じ席に着こうとするね。ちなみにレベルは君達より若干高い。
パセック:しかし何故革鎧?
リディア:きっと騎士になるまでプレートは着ない、みたいなこだわりなのでは?
DM:あぁそうさぁ(苦笑)。
・・・《註2:DM:実は単なる趣味だったりする。》
パセック:なるほどねぇ。
ヤーシュ::しかしお宝の分け前が減るのはどうかと・・・。
グレッグ:いや、ここはDMの好意を素直に受けておこう(笑)。 連れて行きます。
DM:(おっ。さすがグレッグ。DMの性格がわかってるねぇ)じゃあミュランは改めて席に着くね。あとパセック、親父が君を呼ぶね。「コイツを貸してやろう」と言って、一振りの剣を出してくる。
パセック:「ありがと〜」で、何ですか?(笑)
DM(知恵ある剣):「お前がパセックか。話は聞いてるぜ。よろしくな」君が手に取った瞬間、剣から声が聞こえるね。
パセック:「うわぁ。おもしろ〜い」と言ってしばらくお話ししていよう。それで効果は?
DM:起きてれば+1ショートソードだね。寝るとただのショートソードになるけどね。
ヤーシュ:ちなみに剣の声はこちらにも聞こえるんですか?
DM:いや、残念ながら聞こえない。(その方が面白いし)
リディア:他には何かありますか? DMの救済措置は(笑)
DM:(笑)今回はここまでかな。(シナリオを見ながら)うん、多分大丈夫(笑)
・・・《註3:DM:「あるもの」に引っかからなかったら、という前提Death。》
グレッグ:不安だ・・・。
ヤーシュ:(真顔で)まぁまぁ。僕がいるから大丈夫ですよ。
パセック:その自信がどっからくるのかぜひ知りたいねぇ(笑)。
DM&グレッグ:(苦笑)

DM:話を執事のオルスさんに戻すね。何か質問はあるかい?
ヤーシュ:城の場所は? それと中に入ったんなら地図があるのでは?
DM:場所はここから3日くらい西に行った森の中だね。で、地図だけど、オルスさんの話では入っていきなり怪物が居たと言うことで地図を作る余裕はなかった、と言っている。ついでに言うと古い城らしくて文献等では地図は発見できなかったことも教えてくれるね。
グレッグ:当然でしょうな。
ヤーシュ:冒険者に荒らされてないんだったらお宝は期待できそうだ。
リディア:行きますか
パセック:「じあげ〜、じあげ〜」(笑)
DM:じゃあ出発ということで良いね? 道中は何事もなく目的の城に着いたよ。
グレッグ:まずは外周をぐるっと回って大きさとかを確認したいんですが。
DM:了解。城は四方を物見の塔に囲まれている。塔と塔の間は高い塀で覆われてる。正面に両開きの扉があるね。それ以外に出入り口らしいものは見当たらない。
パセック:何階建てか分かりますか?
DM:外から見た感じでは、平屋建てっぽいね。
リディア:では正面の扉を調べに行きましょう。
DM:了解。大きさはだいたい高さ3メートル、幅4メートルくらいの立派な木製の扉だね。とても頑丈そうに見える。
ヤーシュ:聞き耳と罠チェックと鍵チェックをしたいんですが?
DM:そうやって君が扉を調べようとして前に立つと、触れてもいないのに"ギギィィ・・・"と音がしてゆっくりと扉が開くね。そして人一人が通れるくらいの隙間が空いたところで停まるよ。
パセック:「うわぁ、べんりなしかけだね〜」
グレッグ:とりあえず中をのぞいて見ます。
DM:その状態で見えるのは・・・(地図を見ながら)幅6メートルの通路が真っ直ぐ伸びていて、正面奥に扉が見える。あ、今の時間考えてなかったから昼ということでいいかな? 城の中は外光が射し込んでいて明るいね。
リディア:動いているものの姿とかはありませんか?
DM:のぞいて見た限りでは、ね。
ヤーシュ:ではレッツゴー!ということで。
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