第2章 探検!
いよいよ洞窟へ踏み込む我らが麦わら冒険隊。
だがそこには、プレイヤーの想像をはるかに越える恐怖(?)が待ち受けていた・・・。
・・・《註3:DM:それは、モンスターではなくプレイヤーだったりする。》
| DM: | さっきも言った通り君達が穴を下りてみると、二手に洞窟が続いているね。ちなみに壁・天井とも自然の岩で出来てるね。 |
| グレッグ: | 二手っていうのは・・・。 |
| DM: | 言い方を変えれば前後に、かな? 要は真っ直ぐ伸びた洞窟に天井から下りてきたってワケ。 |
| リディア: | 何か見えますか? |
| DM: | ランタンの明かりの届く範囲には、何も見えないね。 |
| ヤーシュ: | (グレッグを見て)「で、どっちに行く? 旦那」 |
| グレッグ: | 「まずは例の埋まった入り口を確認したい。そっちから攻めよう」 |
| DM: | じゃあそっちとおぼしき方へ行くんだね? 確かに岩でふさがれて行き止まりになってるね。 |
| パセック: | 周りとかを見て、何か発見できますか? |
| DM: | 周りを見るんだね? じゃあ君は天井にいくつもの引っかき傷を発見する。 |
| パセック: | みんなの注意を促しましょう。 「みてみて〜。てんじょうにきずがあるよ〜」 |
| リディア: | 引っかき傷? |
| DM: | うん。引っかき傷だね。 |
| グレッグ: | と、いうことはこの岩は、この洞窟の天井から故意に削られた? |
| DM: | その可能性が高い、ということがだろうねぇ。 |
| ヤーシュ: | 三メートルの高さに引っかき傷をつける、というのは人間ワザじゃあないな。 |
| グレッグ: | ここで考えていてもラチがあかん。先へ行こう。 |
| DM: | じゃあ君達が下りてきた位置まで戻ってきたよ。 |
| ヤーシュ: | ランタンで照らす先には相変わらず何も見えませんか? |
| DM: | そうだね。進むかい? |
| リディア: | そうします。 |
| DM: | ではしばらく進んだ後に、右に曲がる道が見えるね。真っ直ぐにも洞窟は伸びてるよ。 |
| グレッグ: | 分岐か・・・。 |
| ヤーシュ: | (ダイスを振って)「俺の勘じゃあ、ここは右折だって言ってるぜ」 |
| グレッグ: | そのダイスが気になるが(笑)、特に反対する理由もないので、右折します。 |
| DM: | 右折してしばらく行くと、ヤーシュ、君の耳に何か聞こえてくるね。 |
| ヤーシュ: | 立ち止まって、後ろに指で合図します。(人差し指を唇の前で立てて)"しっ"というカンジで。で、聞き耳をしてみましょう。 |
| DM: | では君には"カサカサ・・・カサカサ・・・"という感じの音が聞こえてくる。 |
| ヤーシュ: | ランタンで洞窟の先を照らしながら誰何しましょう。 (こぶしを高くかかげながら)「だれだ?!」 |
| DM、グレッグ、パセック、リディア: | 「!!!」 ・・・《註4:DM:ありえない選択です。》 |
| DM: | (大爆笑)うぷぷ・・・き、君がそうすると前方から身の丈三メートルくらいの蟻が君目掛けて突進してくるね。 |
| ヤーシュ: | ノーマルソードを抜いて、身構えます。 |
| DM、グレッグ、パセック、リディア: | 「!!!!!!」(大爆笑) ・・・《註5:DM:ありえない選択その2です。》 |
| パセック: | 急いで逃げます「た〜すけ〜て〜! た〜べら〜れる〜」(笑) |
| リディア: | 急いで逃げます「お〜たすけ〜」(笑) |
| グレッグ: | 何も言わずに急いで逃げます(笑) |
| ヤーシュ: | (真顔で)アレ? みんな戦わないの? |
| グレッグ、パセック、リディア: | 一人でやれ!! |
| ヤーシュ: | 無理ですよ。こんな怪物と一人でなんて。 |
| グレッグ: | お前な〜。 |
| リディア: | 我々にどうしろと? |
| ヤーシュ: | だから、パセックが前に出て戦うんじゃないんですか? 俺はその後ろからクロスボウで、ですね・・・。 |
| パセック: | (素になって)あのね、E君。 |
| ヤーシュ: | なんですか? |
| パセック: | 僕のキャラって、ハーフリングでしょ? |
| ヤーシュ: | そうですね。 |
| パセック: | D&Dのハーフリングはね、ある程度の大きさのモンスターには食われちゃうんだよ・・・! |
| ヤーシュ: | あ、そうなんですか。あっはっはっはっ。 |
| DM: | (半分涙目になりながら)しょうがないよね、E君はD&D未経験だもんね。 |
| ヤーシュ: | エ、エクスキューズミー。 |
| 全員: | (嘆息) |
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