「エルファさんはどうしますか?」
楽に訪ねられ、う〜んと少し悩みエルファは答えた。
「う〜ん、図書館とかそういうのがあるって聞いたことあるような。だからそこに行ってみるよ」
「そうですか。それでは拙者が図書館に行きます」
「うん!」
図書館には豪華なシャンデリアがいくつかついていた。
やけに広い図書館だが人は一人もいなかった。
エルファは何か適当に本を取り、椅子に座った。
本を開くと、何か黄ばんだ紙が落ちてきた。
それを拾って、見る。
――――はっ。
エルファは目を見開いた。
そこには一枚の写真と文字がコピーされていた。
写真には白い羽根を持った少女が映し出されていた。
「文字……はなんて読むんだろ」
ぼろ過ぎて読めなかったがこの少女についてなのはわかった。
「ふぅ」
その写真を何秒か見て、エルファは机に突っ伏せた。
そしてそのまま眠りに落ちる。
砂漠だった。
風が強くいつかに見た夢と同じだった。
エルファの目の前には黄土色の砂漠と、男が立っていた。
「君は…………誰ですか?」
エルファが聞くと男は静かに言った。
「俺は…………。知らない」
「知らない?」
「俺が誰なのか。俺も解らない」
男は近づいて来て言った。
「助けてほしいんだ。淋しい……」
男は言って、エルファを通り抜けた。
「あ、ちょっと待って……」
振り返るがその男はいなかった。
「エルファさん?」
図書館の中に入ってきた楽は、うなされているエルファを見た。
「エルファさん! 大丈夫ですか?! エルファさん!」
エルファを揺すると、するりとマントが落ちた。
「え?」
マントが落ちてあらわになったのは、有翼人という種族だけが持っている白い羽根だった。
「有翼人?」
「ら……く?」