今日もまたいい天気だ。
とてもよく空が晴れて、気持ち良い。
雲もない青色の空が、果てしなく続いている。
リエルは、この空の青が好きだった。
そして、この空色は、リエルが最も嫌いな色でもあった。
この色は、リエルの罪の意識を重くする。
自分の所為で死なせてしまった、リエルの養父。
彼の瞳も、空色だった。
だから、リエルは空色が嫌いだ。
救えなかった、養父を思い出すから……。
リエルがまだ、ほんの十の時の話だ。
『仕方ないかも知れない』
何度も思ったことだ。
だが、それはちがう、とリエルは思っていた。
『自分さえいなければ……』
何度も何度も、そう考えた。
いつだって、考えられるのはそれだけだった。
だからリエルは、この四年間ずっと一人で旅をしてきた。
一人きりで、誰にも頼らず、凍えるような寒い冬の日も、倒れそうに暑い夏の日も。
ただ、「養父の無実を晴らすため」に……。